너도 같이 오지 그랬어.
( あなたも一緒に来ればよかったのに )

「〜したらよかったのに、〜すればよかったのに」というように、相手がしなかったことに対して指摘、提案したり、残念だということを伝えるときに使う表現です。

使い方は、
「動詞の語幹＋지 그랬어」です。
丁寧な表現にする場合は、「~지 그랬어요」にすればOK。

また、「그랬어」を省略して 「動詞の語幹＋지」だけで使うこともあります。

この表現は、韓国語の日常会話でよく聞くのはもちろん、韓国ドラマにもよく出てくるフレーズです。
人気韓国ドラマの「빨강 구두(赤い靴)」のセリフにはこんなものがありました。

진아(娘): 엄마 얼굴 왜 그래? 피 나.
(お母さん、おでこどうしたの？血が出てる)

희경(母): 으응. 엄마 탁자에 부딪쳤어.
(うん。テーブルにぶつけちゃって。)

진아: 조심하지. 아프겠다.
(気をつけないと。痛そう。)

このように、「注意する」という意味の「조심하다」に「지 그랬어」をつけると、「気を付ければよかったのに」→「気をつけないと」となります。この場合は「그랬어」は省略していますね。

【例文】
진작 말하지 그랬어.
(もっと早く言ってくれればよかったのに。)

좀 더 쉬지 그랬어.
(もう少し休んでもいいのに。)

더 먹지 그랬어.
(もっと食べればよかったのに。)

②あの店は安いだけで美味しくありません

그 집은 싸기만 하지 맛은 없어요.
(あの店は安いだけで美味しくありません )

次は「対立」の表現の 「~지」 をご紹介します。
上の例文のように「〇〇というだけで△△ではない」という表現です。

「~지」を挟む前後の文が対立した内容となり、通常は前に肯定文、後ろに否定のニュアンスを含んだ文がきます。

使い方は、
「肯定文＋動詞／形容詞の語幹＋지＋否定文」
または、「肯定文＋名詞＋(이)지＋否定文」のどちらかで表現します。

【例文】
그 떡볶이는 맵기만 하지 맛은 없어요.
(このトッポギは辛いだけで美味しくはありません。)

저 아이는 그냥 친구지 여자 친구가 아니야.
(あの子はただの友達で彼女ではないよ。)

실수가 나오지 않도록 주의합시다.
(ミスが出ないように注意しましょう)

最後に、②の応用編で助言や忠告をするときに使う「~지」の表現をご紹介します。

【例文】
몸이 아프면 말하지 왜 참고 있어？
(体調が悪いなら言わなきゃ。何で黙ってるの？)

빙빙 돌려서 말하지 말고 어서 말해 줘.
(遠回しに言わないで、早く話して。)

※「빙빙 돌려 말하다」は「遠回しに言う」、「빙빙 돌려서 말하지 말고」は「遠回しに言わないで」という意味になります。

いかがでしたか？今回は韓国語ネイティブがよく使う「～지」の表現の中級～上級編をご紹介しました。
聞き取りができるだけでも便利な表現で、これを使いこなせるととても自然な韓国語になっていきますので、ぜひ覚えてみてくださいね。

発音に不安がある方は気になる単語やフレーズをコピーして翻訳サイトで音声を聞いて発音の練習してみてください。